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トランプ暴政を読み解くための『全体主義の起原』①。対極のようで似ている、全体主義と米大統領の思想

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  • 安川 新一郎 東京大学未来ビジョン研究センター特任研究員、グレートジャーニー合同会社代表

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ハンナ・アーレント『新版 全体主義の起原3 全体主義』大久保和郞、大島かおり 訳/みすず書房

ドナルド・トランプ米大統領が初当選した2016年から17年にかけて、政治哲学の2冊の本が突然、米国でベストセラーになった。1冊目はリチャード・ローティの『アメリカ 未完のプロジェクト』。希望を失った米国人労働者が投票すべき「強い男」を探し始めると、トランプ米大統領の誕生を予言するような内容に注目が集まった。

もう1冊が本書、ハンナ・アーレントによる『全体主義の起原』(原著1951年)だ。ナチズムやスターリニズムといった全体主義と米大統領の思想とは対極にあるように思えるが、人々は前例のないトランプ政権による不安を理解するための理論的な枠組みを渇望していたのだ。

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