「わが子は中学受験に向いているのだろうか・・・」と悩む親に知ってほしい”受験に向いている子どもの性格5選”

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①「誠実性が高い」の逆
~毎日コツコツ学習を進められない

これは「確かにそんなところあるよね……」と意見が一致しました。お母さんが気にしていたのは、宿題の取り組み量が安定しないこと、得意科目ばかり取り組んで、苦手科目に取り組む様子が見られないことでした。テレビをだらだら見てしまったり、塾にも遅刻していったり。これがとても気になり「中学受験に向いていないのでは?」と思ったお母さんの気持ちはとてもよくわかりました。

家庭では見えにくい授業中の輝き

②「開放性が高い」の逆
~知的好奇心が低い

「当てはまる」と思った①とは打って変わって、②は「あまり当てはまらないのでは?」となりました。この子は、宿題こそ取り組みにムラがあるものの、授業中は常に楽しそうに参加し、「〇〇って、□□なんでしょ!」と話したくて仕方ない様子でした。この授業中の輝きは、確かにご家庭では見えにくいものなので、お母さんが家で心配に思うのは無理もない話です。このことを話すと、「そうなんですね!」と驚いておられました。

③「将来の目標があり、受験の目的意識がある」の逆
~目的意識がない

「どちらともいえないよね」という話になりました。というのも、ご家族でいろいろな学校の見学に足を運んでおられ、学校をたくさん知っているので、受験についてのイメージは割とあるようでした。定期的に行われるカリキュラムテストの前になると、多少焦りながらも、取り組み量を増やす姿を見ていたので、「行動にムラがあるからやっていないときが目立つが、なんだかんだいって本人はやろうと頑張っている」ということを共有できました。

④「自信や精神的なタフさがある」の逆
~ミスに向き合えない

これも「あまり当てはまらない」という話になりました。「ミスに向き合えず、点数の低い答案を捨ててしまう」といった姿は見たことがありませんでした。むしろ、低い点数でも豪快に笑っている大物感がただ者ではないという印象です。間違えた問題を直すことにも特にためらいはなく、すんなり受け入れて実行してくれる様子でした。

⑤「向上心がある」の逆
~成長したいという思いがない

「前よりいい点を取りたい」という気持ちはしっかりあるようで、これも「当てはまらない」という結論になりました。

確かめてみた結果、①が当てはまっていただけでしたね。ですが、ひとつ「これは当てはまっている!」と思うと、一気に全部当てはまっているように感じて不安になってしまうのも、よくあることです。

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