渋谷で大行列「マムズタッチ」にコスパ最強「マンモスコーヒー」も!《韓国発の飲食チェーン》がガチで日本に進出し始めた"2つの背景"

2025年の外食業界は、韓国から上陸したチェーン店が市場を賑わすかもしれない。そういっても過言ではないほど、ここ最近、韓国から日本へ上陸する飲食チェーンが増えている。
なかでもインパクトが大きかったのは、2024年4月に渋谷にオープンしたチキンバーガーチェーン「マムズタッチ」だ。同チェーンは韓国で最も店舗数の多いバーガーチェーンとして知られている。
2023年10月には渋谷にポップアップストア(期間限定店舗)を出店し、21日間の営業で3万人を超える来客を記録。その勢いを駆って出店した1号店は瞬く間に人気店となり、現在は2号店として原宿で大型店舗のオープンを計画している。
「マムズタッチ」のほかにも、韓国全土で800店舗を展開する「マンモスコーヒー」や、同じく300店舗近い店舗数を誇る韓国料理店「オボンジップ」など、2024年から2025年にかけて次々に日本へ上陸している。
キョチョン撤退が示唆する日本進出の難しさ
とはいえ、これまで韓国から日本へのチェーン店の上陸は成功事例が乏しかった。とくに印象的だったのが、2015年に六本木にオープンしたフライドチキン専門店「キョチョン(Kyochon)」だ。
同店は韓国発のフライドチキン専門店として、世界で1000店舗を展開しており、鳴り物入りで日本に上陸を果たした。だが、1年を経たずに撤退してしまった。
こうした状況は日本の飲食チェーンの韓国進出も同様だった。日韓両国はどちらも独自の食文化を持ち、現地で強いチェーンも多い。そのため、「一風堂」や「丸亀製麺」といったグローバル市場で店舗数を拡大させているブランドも、韓国市場に跳ね返されてきており、日本の飲食チェーンにとって“鬼門”だった。
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