〈新展開〉脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」で給与遅延や未払いが長引く。従業員の怒り爆発で全店営業を一時休止の方針

大手脱毛サロンの「ミュゼプラチナム」が3月22日から全店で営業を一時休止する方針を固めたことがわかった。給与の不払いが続くことに不満を感じた従業員の一部が、経営陣に抗議の意思を示し店舗運営がままならないことが背景にある。
ミュゼをめぐっては経営の混乱が続いている。
2月7日、運営会社の「MPH」で三原孔明社長を含む取締役全員が突然解任。MPHの株式を譲渡担保権の実行によって取得したとする合同会社トラストの職務執行者である阿部博氏が代表取締役に就任、MPH会長を務めていた大島正人氏が筆頭株主になったと従業員に通知された。
新経営陣が示す「給与の原資」
その新経営陣は3月17日、従業員向けに「給与支給に関するご案内とお詫び」と題したメールを送信。「当初3月19日を目途としてお知らせしていた給与支給に間に合わず、3月25日支給分の給与も含めて(中略)資金が入り次第、順次支給させていただくこととなります」と通知した。
ミュゼでは従業員への給与遅延や未払いが昨年11月から続いている。サロンで使用するクリームなど備品も欠品しており、以前のような水準の施術を提供できていない状態だという。
