東レ

スポーツが進化を牽引した“カーボン”

〜トレカ(R) 高強度・高弾性の両立を追う歴史〜

ピナレロ(伊)インタビュー

記事の冒頭でも紹介したが、2015年のツール・ド・フランスを制したバイクブランドはピナレロだ。

この〈PINARELLO DOGMA F8〉は、トレカ(R)の最新タイプ「T1100」使用のスーパーバイク。ほぼ全ブランドが競技用自転車にカーボンを採用する時代だが、同社はトレカ(R)のロゴをフレームに入れるなど、最高峰の大会を制するパートナーとして東レと強力なタッグを組んでいる。

そのきっかけはなんだったのか?また、東レのトレカ(R)を使用する意義をどう感じているのか?ピナレロの社長である、ファウスト・ピナレロ氏にインタビューを試みた。

Cicli Pinarello S.p.A. CEO: Fausto Pinarello

Q ピナレロがトレカ(R)素材を使った自転車の生産を始めたのはいつですか? またその理由は何ですか?

Fausto Pinarello(以下Pinarello) 10年前にトレカ(R)の担当者と検討を始めて、すぐに素材の使用を開始しました。ピナレロは、すべての生産プロセスでベストなパートナーを常に探しています。このケースでは、他のどこでもなく、ベストな炭素繊維メーカーとして東レを選択したということです。

Q 自転車レースでフレームに要求されるものは何でしょうか? 

Pinarello プロのライダーとマーケットが自転車の部品とフレームに要求するのは、重量 (クライマーにとっては非常に重要です) ・剛性・安全性のバランスが的確であることです。

例えば、極めて軽いフレームで設計が的確でないものは“ソフト”である可能性があります。フレームの剛性不足のせいでアスリートがペダルに加えた力がうまく伝わらず、パフォーマンスが低下する結果になるでしょう。

Q トレカ(R)を使用する利点は何ですか? 他の企業との差別化ができていると感じますか?

Pinarello 東レ、そしてトレカ(R)との提携は最善です。なぜなら彼らは我々のために新素材の研究開発に取り組み、ピナレロを大いにサポートしてくれるからです。

Q 今後、東レに期待することはありますか? トレカ(R)を使った新モデルの予定はありますか?

Pinarello もちろん、提携を継続し、新素材をフラッグシップモデルを中心に主力商品に使用していくつもりです。

ピナレロ氏は東レの素材はもとより、その協力体制にも満足しているようだ。その結果が生むものは、もちろん、最高峰レースの連覇ということになるのだろう。

 

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