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「世界一美しいビーチ」を目指して タイの小さな島へ一等寝台と木造船の旅 小さな島に押し寄せるツーリスト 楽園のようなビーチはほかにも?

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これは、旅行の嗜好の差もあるだろうが、同時に旅行の情報収集においては西洋人に一日の長があるように感じる。「自分が知っているところから行き先を選ぶ」のではなく、「知らないところから行きたいところを見つける」パターンが多いのだろう。

ビーチ沿いのホテルはそれぞれレストランを併設している。5軒のうちの1軒はイタリア人がオーナーの宿で、イタリア料理を出す。夜食べに行こうとも思ったが、結局タイのチャンビールをしこたま飲み、ベッドに倒れ込む。

探し続けたい「楽園のようなビーチ」

アメリカ政府の調査によると、世界の海岸線の延長は約35万6000kmになるという。これは地球と月の距離が最も近づいたときの距離にほぼ等しい。なお、日本の海岸線の延長は、カナダ、インドネシア、グリーンランド(デンマーク)、ロシア、フィリピンに次いで世界6位となっている。

しかし、美しいビーチリゾートの条件となる海は決して多くない。まず遊泳に適した水温であり、できればさんご礁のリーフに守られているところが望ましい。そのなかでもホワイトサンドビーチとなると、ごく一部である。

クラダン島は、日帰りの旅行者も多く、昼間のレストランはどこもかなりにぎわっていた。50代の男がビーチリゾートに一人となるとビールを飲むくらいしかない(写真:筆者撮影)

「世界一」のビーチは、世界さまざまなビーチに訪れた筆者からみても確かに美しかった。「世界一」と断言はできないが、晴れ間に見せるエメラルドグリーンの色は、少なくともタイでは屈指のビーチだった。

また、島には舗装道路がなく、車やバイクの爆音に悩まされない。住民もいないのでゴミもない。ただ、どのホテルもかなり混みあっており、狭いビーチにはツーリストが多すぎるように感じた。オーバーツーリズムが叫ばれているのはこの小さな島でも同じである。

より静けさを求めるのであれば、「世界一」という看板をかかげていない、さらに知名度の低いビーチを探し求めるしかなさそうだ。世界のどこかに、そんな楽園のようなビーチがあると信じ、いまも探し続けている。

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