痛い、ムカムカする、食欲がない…名医が解説する心当たりがあったら疑いたい「胃の病気」とは

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刺激物を控える

からいものや酸っぱいものは、胃酸の分泌を刺激しすぎるので、胃の調子が悪いときは控えましょう。LG21乳酸菌は、胃もたれや胃痛といった胃の不調を改善するといわれています。LG21乳酸菌入りのヨーグルト摂取を習慣にするのもよいでしょう。

市販薬で軽減

胃の不調を感じたときに頼りになるのが、手軽に入手できる市販薬です。食べすぎなどによる食後の胃もたれには、消化を助けるタイプの薬。また、胸やけや胃のむかつきなどがある場合には、胃酸過多の可能性があるので胃酸の分泌を抑えるタイプの薬ということになります。

ただし、服用しても改善が見られなかったり、不調が長引く場合には、病気が隠れている可能性があるので、医師の診断を仰ぐようにしましょう。

ピロリ菌検査を受ける

健康な胃の粘膜はふかふかの絨毯のような状態ですが、ピロリ菌に感染すると、胃の粘膜は薄くすり切れて炎症を起こし、胃潰瘍や胃がんを引き起こします。

50歳以上の約半数が感染しているといわれます。検査で早めに見つけて除菌をすれば、発症リスクを下げられます。検査には健康保険は適用されませんが、除菌治療は適用されます。一度、受けておくと安心です。

私の健康法「主観的健康観を高めたい」

楽しさを重視

胃の調子が悪いと感じたときには、刺激の強いものは食べないように配慮していますが、ふだん調子がいいときは、毎日のよう晩酌を楽しんでいますし、食事も基本的には食べたいものを食べています。

できるだけ誰かといっしょに会話しながら、楽しい時間にするように心がけています。

世の中に健康情報があふれているからでしょうか、あれを食べちゃだめ、これもいけないと気にするあまり、それがストレスとなって体を蝕(むしば)んでいる、つまり、健康が損なわれている人がとても多いと感じています。

「主観的健康観」という言葉があり、これは快適に日常生活を送れている(=健康である)と自分自身が自覚しているかどうかを表します。

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