ドイツを代表する戦車・弾薬メーカー「ラインメタル」が高成長を続ける理由とは? ”ヨーロッパ軍需ブーム”から大きな恩恵を受ける見込み

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(写真:ブルームバーグ)

ドイツの戦車・弾薬メーカーラインメタルは、売上高と営業利益の増加が今年も続くと予想している。同社は欧州の防衛支出増から大きな恩恵を受ける企業の一つだ。

12日の発表によると、「ボクサー」装甲車のメーカーである同社は、今年の売上高が25-30%増加し、営業利益率は約15.5%に達すると予想している。ブルームバーグの調査では利益率は16.1%と見込まれていた。

アルミン・パッパーガー最高経営責任者(CEO)は発表資料で「欧州では再軍備の時代が始まり、われわれは皆、多くのことを求められるだろう」とし、新時代が「ラインメタルにも、これまでに経験したことのないような成長の見通しを今後数年にわたってもたらすだろう」とコメントした。

ラインメタルはウクライナでの戦争と米国の欧州安全保障から手を引く可能性を示唆したことによって発生した欧州軍需ブームから大きな恩恵を受ける見込みだ。ドイツは軍事費として数千億ユーロを支出する計画を立てており、欧州連合(EU)の他の指導者たちにも追随するよう促している。

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