クレカ「リボ払い」を使う人が知らない怖すぎる話 「単利」と「複利」の仕組みを今一度おさらいする
しかし、このしくみの真の姿を理解することが重要です。
リボ払いの最大の問題は、「逆複利の効果」が働くことです。逆複利とは、元本だけでなく、それまでに発生した利息にも利息がつくことで、借金がどんどん増えていく現象を指します。
例えば、100万円を年利15%で借りた場合、1年後には15万円の利息がつき、借金は115万円になります。翌年には、この115万円に対してさらに利息がつくため、返済が長期化すると、もともと借りた額よりもはるかに多額を返済する羽目になるのです。
複利は“世界で8番目の奇跡”
リボ払いの怖さを理解するために、ある有名な言葉を紹介しましょう。
「複利は“世界で8番目の奇跡”だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」
これは、相対性理論の提唱者であるアルバート・アインシュタイン博士の言葉です。
「世界で8番目の奇跡」とは、世界の七不思議(ギザの大ピラミッド、バビロンの空中庭園、エフェソスのアルテミス神殿、オリンピアのゼウス像、ハリカルナッソスのマウソロス霊廟、ロドス島の巨像、アレクサンドリアの大灯台)に匹敵する驚くべき奇跡、というような意味合いです。
アインシュタイン博士が指摘するように、複利の力を知っている人は資産を増やすことができる一方で、そのしくみを理解せずにいると、利息を払い続ける側にまわってしまいます。
クレジットカードの残債がなかなか減らないと感じているなら、それはおそらく気のせいではありません。
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