「御上先生」で学ぶ"自分の弱点"潰す効率いい勉強 先生頼みではなく、自分で成績伸ばすためには

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総合すると、4つの象限は以下のようになります。

1:得意×できた 得意とする分野で、点数も取れていた
2:得意×できなかった 得意とする分野だったはずなのに、点数が伸び悩んだ
3:不得意×できた 苦手とする分野だったはずなのに、点数が取れていた
4:不得意×できなかった 苦手とする分野で、点数が低かった

多くの場合、「1」と「4」、つまり「得意でできている問題」と「不得意だからできていない問題」ばかりがプロットされると考える人が多いと思います。

しかし実際には、「2」と「3」、つまり「得意なはずだったのに解けなかった惜しい問題」や「不得意なはずなのに解けているラッキーな問題」もあるはずです。主観的な自分の得意・不得意という感覚と、客観的な自分のできた問題・できなかった問題は、合致しないことも多いわけです。

「得意×できなかった」を徹底的に対策

だからこそこのマトリックスでは、テストが終わった後に、この4つのうちのどこにプロットされるのかを考えていきます。このマトリックスで分類することで、主観と客観のどこでズレているのか、またレベルアップのためには次に自分は何をすればいいのかが一目瞭然になるのです。

「英文法、得意だと思っていたけど、得点になっていないな。じゃあ、もう少し英文法の復習をしないとな」

「古文、不得意だと思っていたけど、割と点数が取れているな。ってことは、ここをもう少し頑張れば、得意にできるかも」

そんなふうに分析して、勉強を整理することができるようになっていくわけですね。

このマトリックスを作ったうえで、おすすめなのは「2:得意×できなかった」の部分をしっかりと対策していくことです。4つの象限の中で、いちばん対策するべきところが「2」なのです。

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