真由美さんは海斗さんとの結婚を希望していました。ただ、自身がアラフォーであることを踏まえ、互いに子どもについての考えをきちんと確認しておくようにアドバイスしました。さらに、海斗さんの両親はまだ40代なので、自分と年齢が近い女性と息子が結婚することについて、どう感じるかも気になるところでした。
結局、海斗さんが両親に相談した結果、母親が反対し破談となってしまいました。残念な結果となりましたが、親御さんさえ受け入れてくれればハッピーエンドになったと思っています。
年上のお見合い相手を呼び捨てにしてしまう
20代前半の男性・翔太さん(仮名)は教育関係の仕事に就いています。やはり希望年齢は「30代後半まで」としており、30代半ばの控えめな女性・美穂さん(仮名)とお見合い。成婚直前まで進みました。
ただ、翔太さんもコミュニケーションに少々心配な点がありました。というのも、翔太さんは仕事柄、子どもたちと接することが多く、年上の美穂さんにもついその感覚で接してしまっていたのです。
美穂さんのことを「美穂、美穂」と呼び捨てにし、私が何度も「呼び捨てはやめましょうね」と注意をしても直す気配を見せません。話し方も子どもたちに対するのと同様に、上から目線です。
さらに、「まだ準備するには早いですよ」と注意していたにもかかわらず、エンゲージリングを勝手に購入。親御さんへのあいさつも一般的には女性が先ですが、先に自分の親にあいさつするよう段取りを決めてしまいました。
男性側の実家に行く場合、男性が女性の分も交通費を出すことがよくありますが、案の定翔太さんからそういった申し出をすることはありません。そればかりか先に自分のチケットだけ購入し、「俺は『26C』を取ったんで、隣の席を自分で取って」と美穂さんに連絡。「代金はそれぞれ払うにしても、予約くらい一緒に取ってくれればいいのに」と常識的には思いますよね。
美穂さんは「結婚後は実家の近くに住みたい」という希望があり、翔太さんはそれを承諾したことから交際を続けていましたが、度重なる不可解な言動に次第に不満を募らせていきました。
「私の家族の前では呼び捨てはやめてね」と注意しても直してくれそうもなく、「このまま結婚しても心穏やかでもいられないだろう」と感じ、母親に相談。結局、破談となってしまいました。
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