「医学部受験より苦労」女性医師が選んだ結婚相手 "女性医師の婚活"が放送中のドラマでも話題
真衣さんはかつて医師の彼氏も何人かいたそうです。その中には医師の年下彼氏がいました。
「彼の親が年上の私と交際することをよく思っておらず、彼に『もっと若い女性にしておきなさい』と言い聞かせていて……。結局、別れることになりました」(真衣さん)
真衣さんよると、こうした親による反対は「医師あるある」なのだとか。医師になるには、医学部の高額な学費と、そこに入るまでの教育費が多々かかります。必然的に裕福な家庭の子どもが多く、親も医師というパターンは少なくありません。家(と家業である医院)を継いでほしいと考える親もいることでしょう。
親は、息子の妻となる女性に「息子や家を尊重してくれること」を求め、妻候補に対する品定めが厳しくなる場合があります。
世間一般で言われる「高収入男性」の基準を知った
結婚相手は医師以外で探し、年収も学歴もこだわらずに婚活をしたという女性医師もいます。恵美さん(仮名)は約1年の婚活を経て、30代半ばで入籍しました。
医師を希望しなかった理由は何でしょうか。
「20後半のときに、入会金が相場の3倍ほどする医師専門の結婚相談所に入りました。そのとき20歳近く年上の医師を紹介されました。あまりタイプでなくても30代の男性なら会ってみたいと希望を出したのですが、マッチングすることはありませんでした」(恵美さん)
結婚相談所に自身が断られる理由を尋ねたところ、何と「容姿」という回答が返ってきたのです。しかし、紹介された男性医師たちの中には清潔感のない方などがちらほらいたそうです。このとき、婚活市場における女性医師の立場の厳しさを痛感したといいます。
「周りには同業者と結婚した女性医師もいます。でも、旦那さんは多忙で家事育児に協力的ではなく、妻のほうがキャリア中断したケースを目にすることもありました。相手のスペックよりも、結婚後の家事育児に協力的であることを優先して婚活するようになりました」(恵美さん)
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