鍋に昆布を敷き、水を注ぎます。8等分に切った豆腐を並べ、重曹を加えます。重曹は苦みがあるので、入れすぎには注意してください。
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実験感覚でとろける食感に
重曹(=炭酸水素ナトリウム)は、水に入れて加熱すると炭酸ナトリウム、二酸化炭素、水に分解されます。この反応は65℃以上で顕著に進みますが、炭酸ナトリウムはpHが高いアルカリ性のため、鍋の中の水はアルカリ性に傾きます。
ざっくり説明すると、豆腐は豆乳を酸性に傾けることで凝固させるので、アルカリ性の物質で中和させることで、とろける食感に変わるのです。
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沸いてきたら弱火で10分。すると、こんな風に豆腐の表面がすっかり溶け、角も丸くなっているのがわかります。
好みの具材を入れて、さっと煮れば出来上がり。水菜のほかにかいわれ大根、しめじのほかにしいたけなどでもいいでしょう。
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汁には苦みがあるので、気になる方は豆腐だけをすくい、ごまダレをかけてください。重曹を使うことで、安価な豆腐でも驚くほど高級な味わいに変化します。わざわざ重曹を用意するというハードルはありますが、実験感覚で試していただきたいレシピです。
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