メンバーを目標達成に導く「教え方」7つのコツ 脳はイメージしていることを実現しようと働く

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脳の仕組みからしてあれもこれもは集中できないのです。だから、「まずはこれ」と「選択」してそこに時間と労力、お金を「集中」させる。その目標が実現したら、次の目標へ。このように取り組むから、実現しやすくなるんですね。

まず何から取り組むか、そしてどれだけの期間集中して行うかをサポートしていきましょう。

「しなければいけない」という義務感をなくす

優先順位を決めて、「よし、あとは実行するだけだ!」と意気込む前に、もう少し考えていただきたいことがあります。

目標に向かう行動はある意味「やらなければならないこと」だったり「やるべきこと」になります。これを私たちは「努力」と言っていますね。少し前になるでしょうか。「努力はウソをつかない」なんていうスポーツブランドのテレビCMを憶えていらっしゃる方も多いと思います。

とても素敵なキャッチコピーですが、では、「努力をすれば成功できる」ということに関してはどのように思われますか? そう問われると、「そうとは言い切れない気がするかも」という人も多いのではないでしょうか。

はい、そのとおりなんです。実は努力をしても成功するとは限らないのです。どれだけ努力しても、報われないことはあります。

では、どんな努力が報われないのでしょうか?

私が企業などで教育指導する際に一番気にかけているのが、受講者たちの表情です。

目標に向かってワクワクした表情で取り組んでいればいいのですが、中には「目標を達成しなければいけない」「仕事を完了させなければいけない」「メンバーとコミュニケーションを取らなければいけない」と言いながら悲壮感が漂っている方がいます。そういうメンバーがいたら要注意。その方は報われない努力をしている可能性が高いです。

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