「人づきあいキャンセル界隈」行使する人の特徴 「今後、参加は遠慮します」の宣言は必要なのか

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また、どのような人間関係の中でも、意見の食い違うことや、すれ違うことがあるかと思います。職場や学校といったオフィシャルな場所と家庭のほかに精神的な居場所になる「サードプレイス」を持つことを強くお勧めします。リラックスできる場所、心地のよい場所、素の自分を見せられる場所であるとよいですね。

趣味の仲間やコミュニティ、推し活仲間や学生時代の友人、飲み仲間など、カテゴリーは問いません。気軽にいつでもつながれる、もしくは会えることが大切なので、身近なところにあることが望ましいです。

ストレス解消法もしかりなのですが、リフレッシュ方法を海外旅行などとしてしまうと、そう何度も行かれません。それよりも、日帰り温泉や近所のスパのほうが効果的なのです。

思い切って人間関係の「お片付け」を

私たちにはさまざまな顔があり役割を演じているわけですが(家庭では親、職場ではリーダーなど)、その役割によって、自分自身の心情も表現の仕方も違ってきます。

ですから、職場(学校)や家庭以外の顔が見せられる場所があることで、気持ちのバランスを取りやすくなるのです。何かトラブルがあってどこかの顔が否定されたところで、一部でありすべてではないので、傷つき方も違ってきますしリカバリーも早いのです。

年度替わりとともに環境が変われば、おつきあいする人も変わって当然です。今あなたを取り巻く人間関係で不愉快なものがあれば、自分の心に従い、思い切って人間関係の「お片付け」をしてみてはいかがでしょうか。新しい環境になる今こそ、そのチャンスです。

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大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事

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おおの もえこ / Moeko Ohno

法政大学卒。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ資格認定機関)代表理事、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。企業内健康管理室カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメントなどの分野を得意とする。現在は防衛省、文部科学省などの官公庁をはじめ、大手企業、大学、医療機関などで年間120件以上の講演・研修を行い、机上の空論ではない「生きたメンタルヘルス対策」を提供している。著書に『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)がある。

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