大人が知らないゲーム『スプランキ』の複雑な背景 多くの熱狂と不幸を生み出したネットのトレンド
マスコットホラーはホラーゲームにおける昨今の流行となっている。夜間警備員として動物の機械人形を見張る『Five Nights at Freddy's』、放棄されたおもちゃ工場で恐怖の体験をする『ポピープレイタイム』、不気味な幼稚園で色とりどりのモンスターと出会う『ガーテンオブバンバン』など、人気のマスコットホラーゲームはかなり多い。
『Five Nights at Freddy's』は映画化もされているし、『ポピープレイタイム』や『ガーテンオブバンバン』は日本各地のショッピングモールなどでポップアップストアを開催する程度には人気がある。元々海外の流行ではあるものの、それがYouTubeなどを通じて日本にも入ってきている状況だ。
要するに「かわいいキャラクターが実は怖かった」がマスコットホラーの魅力であり、『スプランキ』もそれに乗れたわけである。おまけにシステムとしてはとっつきやすい音楽ゲームなわけで、子供でも楽しめるわけだ。
何より、ホラーものは子供に向いている。あくまで筆者の考えだが、怖いものは怖がりの人ほど楽しめる。そもそも怖がらない人はホラーものを見てもどうしようもないからだ(もちろん、体調を崩すほど怖くなる人はホラーものを鑑賞すべきではない)。
それぞれのユーザーが自分たちの正解を見る時代
こうして『スプランキ』は大人気になり、日本にもその流行はやってきている。筆者も『スプランキ』キャラクターのぬいぐるみをショッピングモールで見かけて驚いた。知らぬうちに流行は巻き起こり、気づかないだけでそばに来ている。
ただし、話はこれで終わらない。記事執筆時点でオフィシャルの『スプランキ』は公開停止になっており、制作者であるNyankoBfLol氏は現在の状況をあまり好ましくないと思っているようだ。
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