『あのと粗品』Podcastで人気独走も納得の背景 リスナーを巻き込んだ"そしあの"ブランディング
2人は『電電電話』で、そんな笑いの背景を理解するリスナーとの共犯関係を作り上げたことで、ファン人気を一層定着させた印象がある。
「作る、出演する、届ける」を自己完結するタレント像
テレビバラエティやポッドキャストといった番組側が用意した枠に加えて、2人の人気にもっとも強く火をつけたのは、やはり本人たちが発信するYouTube動画などのオリジナルコンテンツだろう。
特に粗品は、芸人としてトップクラスの、登録者220万人規模の公式YouTubeチャンネル「粗品 Official Channel」を本格的に運用している。これまであのとは、デート風ロケ、熱愛報道へのアンサーなど引きの強いコラボ動画をいくつも投稿し、話題を作ってきた。


多数のSNSやYouTubeを器用に活用するあのは、自身のYouTubeチャンネルで粗品を自宅に招いたコラボ動画を過去に投稿。
チャンネルを開設したばかりの5本目の動画だったにもかかわらず、再生回数470万回超え(2025年1月時点)の驚異的な数字を叩き出した。

コンビのブランド力を自分たちで築きあげ、「コンテンツを企画制作する」「タレントとして出演する」「狙ったターゲットに届ける」一連のプロセスを自己完結できる2人は、いわばネット・SNS時代を象徴するタレントといえる。
特に"そしあの"の場合、(バラエティという共通項はあったにせよ)本業の異なる2人がタッグを組み、タレントとしての新機軸を開拓したところに新しさを感じる。
今や時代の寵児となった2人の"コンビブランディング"からは、大いに学べるところがありそうだ。
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