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「エガちゃんねる」炎上で学んだ"炎上回避"の極意 人は「理由がわからないもの」を叩くという

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じつは少し前の大食い動画のロケの際、たまたま流れで「Lが完食しなければ退団」という話になり、江頭さんが「Lがいなくなっても大丈夫」と冗談で切り返す場面がありました。この発言があったから、この「ブリーフ団Lが辞めるドッキリ」ができる、となったのです。

「江頭さんはブリーフ団を実際どう思っているのか」「本当にいなくなっても大丈夫なのか確かめたい」という導入部で、ドッキリをする意味を視聴者に向けてしっかりと提示。前フリがあるからこそ、視聴者も「いいのかな?」と引っかからずに観ることができます。

おかげさまでこの動画は「視聴者が選ぶ神回ランキング」で2023年の1位に輝きました。

「常に何かで炎上」しているのがネットの世界

2022年の神回ランキングで上位に選ばれた動画「この動画は本当に公開していいのか?」は、もし江頭さんがNHKの人気ドキュメンタリー「プロフェッショナル 仕事の流儀」からオファーが来たら受けるのか、というドッキリ動画です。

『エガちゃんねる 10億回再生 下品の流儀』(宝島社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

このドッキリも、やる理由を無視して「オファーが来ました。でもウソでした」だけでは江頭さんがかわいそうだし、視聴者も同じ思いで引っかかります。やるにはそれなりの理由が必要です。

こんなドッキリやりたいなと思っていたけどやる理由が見つからないまま時間は過ぎていったのですが、「好きなユーチューバーランキング」で2連覇を果たしたタイミングで、やる理由ができました。

「連覇したことで江頭さんが浮かれていないか、天狗になっていないかをチェックしたい」。「江頭さんが人気者になっても変わっていないかを知りたい」というロジックがあることで、観る側のモチベーションも上がります。

ユーチューブをはじめ、常に何かで炎上しているネットの世界。燃える要因はいくつもあるのでしょうが、1つは「なぜこんなことをするのかわからない」といったもの。人は理由がわからないものを叩きがちです。だからこそ、今の時代は思考の過程を丁寧に伝えることが大事だと考えています。

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