「エガちゃんねる」炎上で学んだ"炎上回避"の極意 人は「理由がわからないもの」を叩くという
僕が「エガちゃんねる」に映る場合は通常、マスクをかぶって「ブリーフ団D」として出るのですが、この時はマスクをせず、制作責任者の藤野義明として謝罪させていただきました。
謝罪動画では、なぜ混乱が起きてしまったのかの経緯と、どの部分で見通しが甘かったのかといった原因を説明。準備不足、想定不足、勉強不足に経験不足と、さまざまな点で不足だらけだったことを告白し、一度体制を整えるために動画を1週間休むことをお伝えしました。大炎上から即日の謝罪動画によって混乱の沈静化は比較的早くできたのかもしれません。
この「マグロ祭り」は、あたおかに喜んでもらいたいという気持ちだけで「無料」で開催し、番組としては会場のレンタル費、テントなどの設置代、警備代などで500万円くらいの出費でした。あたおかのためを思って500万円自腹で開催してみたら、あたおか激怒で大炎上。俺たちはいったい何をやってるんだ……と、あの時はちょっと泣きそうになりましたね(笑)。
その中で得た一番の教訓は「無料」と「先着順」は炎上の元、ということ。みなさまも何かイベントごとを開催する場合には、「無料」と「先着順」にはご注意を。
ドッキリの流儀「これって、なんでやるんだっけ?」
江頭さんの素の部分を観察するためにやるドッキリ企画。ドッキリをやる際はいくつか配慮が必要で、中でも「なぜこのドッキリをするのか」というロジックが重要だと思っています。
ここがしっかりしていないと、ドッキリが炎上してしまうことも。「エガちゃんがかわいそう」といった反応が起き、その声が大きくなってしまうと、せっかくの笑いも笑えなくなってしまいます。
たとえば、「【問題作】ブリーフ団が辞めるドッキリを仕掛けたら、とんでもないことになった」という動画の場合。この企画は「ブリーフ団Lが会社の金を横領してしまいブリーフ団を辞めることになるかも、と江頭さんに相談した場合にどんな反応になるか」という内容で、Lを救いたい江頭さんが一緒に悩み、返済金の肩代わりを提案し、名言までも連発してしまう、という、江頭さんのちょっとカッコいい一面が出た動画となりました。
ただ、なんの前提もなしにLが「ブリーフ団を辞めます」と切り出し、江頭さんを悩ます内容にしてしまうと、「エガちゃんの心を弄ぶなんて」「再生数が欲しいだけだろう!」といった反感を買ってしまいます。この動画でのロジックはというと……。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら