共テ英語「エッセイを作りなさい」問題への驚き 従来にはない出題タイプ、どう解いていく?

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実際、エッセイやレポート・論文を作るときには、英語や日本語にかかわらず、今回の問題のようなステップを踏むことはとても多いです。

多くの人の意見を把握し、その意見をベースとしつつ、資料を読み込んで、自分の意見を整理していく……。かなり複雑な問題のように見えて、実はとてもオーソドックスな問題だったと言えるのです。

「書くこと」を意識した問題が多かった

今回の共通テストの英語リーディングは、以前よりも「書く」ことを意識した問題が多かったと言えます。

第4問ではレポートを推敲することを求める問題が出題されていましたし、第6問でも物語を読んでその感想を述べる問題でした。まさに共通テストの3つの柱である「思考力・判断力・表現力」の中の、「表現力」についての能力を問う問題だったと言えるでしょう。

英語は、どんどん早期教育化が始まっています。小学校で英検3級を取るような人も増えています。高校生には、英語を「読める」だけではなく「書く」ための能力も求められるようになってきたということなのかもしれません。

今後、このような傾向は続いていくと考えられます。ぜひ、これから受験を控えている人は参考にしてもらえればと思います。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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