年末年始こそ危険「強盗が敬遠する家」10の防犯策 帰省や旅行の前に「今すぐ対策すべきこと」
警察庁や自治体の犯罪統計にもその傾向が示されている。具体的には、窃盗犯罪(特に車上荒らしや万引き)は12月に増加する傾向があり、暴力犯罪(傷害や暴行)は飲酒が関与するケースが多いため年末年始に増加する。そして詐欺事件(オレオレ詐欺や振り込め詐欺)は、ボーナスや年末の特別収入を狙って活発化する。
これらの傾向を踏まえ、被害に遭わないための対策を講じてほしい。中でも、命の危険もある強盗への備えは必須といえるだろう。
「強盗に狙われやすい“危険な家”」10の特徴
以前、筆者が指摘した、強盗に狙われやすい「危険な家」の特徴は以下の通りだ。
進入経路や死角が多くなる戸建ての危険性がよく指摘されているが、マンションのような集合住宅であっても安全とはいえない時代になった。
一般には集合住宅では1階が危険といわれているが、上の階であっても、バルコニーや屋上から侵入することが可能だ。実際に、2021年に大阪府大東市のマンションで、3階に住む女子大学生が直下の2階に住んでいた男に刺殺される事件も起こっている。男ははしごを使って2階から侵入したとみられる。
自宅はもちろんのこと、久しぶりに帰省した実家についても、上記の観点でいま一度よく点検してみてほしい(詳細は、以前の記事を参照)。
防犯のための強化が必要であれば、家族が集まるこの時期は、防犯リフォームや防犯ツールの購入などを相談する絶好の機会だ。
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