東大生伝授、消去法に頼らない「共通テスト」攻略法 判断に迷う問題が多数、大事なのは「勇気」

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これにはかなり勇気がいると思います。「さっき選んだ問題って、本当に正しかったのかな」「2番が正解な可能性もあるよな」と、後ろ髪を引かれてしまうこともあるでしょう。

そういう意味では、僕は「判断力」というものは、言い換えると「勇気」なんだろうと思っています。自分の判断を信じる「勇気」がないと、どんどんタイムロスしてしまって、大失敗してしまうわけです。

時間がかかってしまうのは「勇気」が足りないから

勇気がなくて失敗する受験生は毎年よくいます。模試では国語180点だったのに本番で140点になってしまったとか、過去問演習で80点取れていた科目が50点になってしまったとかいう話はよく聞きます。

なぜそんなことが発生するかというと、「自分の人生の一部がかかっている入試」という本番の極限のプレッシャーの中で、「選択肢を選び切れなくなる」からだと考えられます。

いつもはあまり考えずに「これはアだろうな」と考えているような問題でも、「これって本当にアでいいのかな? これで間違えたらどうしよう」と考えてしまって、普段の2倍、3倍の時間がかかってしまうわけです。これは完全に判断力不足であり、言い換えれば「勇気が足りなくて不合格になっている」のではないかと考えられます。

受験本番が近づいてきて、いよいよ緊張が増してきたという人も多いのではないでしょうか。このタイミングでこそあえてみなさんに伝えたいのは「勇気を持ってください」ということです。自分の今までの努力を信じて、自分の決断・判断を信じ切れるだけの勇気を持つようにしましょう。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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