2022年に入って、フルで観客を入れることが認められ2107万1180人を動員。2023年には2507万169人と2019年まで「あと一歩」まで迫っていた。
筆者は今季、全12球団の本拠地で試合を観戦したが、ほとんどの球場も「ほぼ満員」という盛況だった。また応援は、5年前の2019年と比べてもさらに迫力を増している印象がある。5年間の間に新しいファン層が増えたという印象だ。
しかし今年と2019年の観客動員を子細に見ると、各球団ごとの事情が見えてくる。
甲子園球場の観客動員率は98.7%に上昇
観客動員が2024年も2019年も1位の阪神は、5年前に比べて若干数字を落としている。しかしそれは、この間に本拠地の阪神甲子園球場の観客席が改修され、シートが狭かったアルプススタンドなどの席数を減らし、快適性を向上させたからだ。
これによって2019年には4万7508人だった収容人員が、2024年には4万3359人になっている。上記表は京セラドーム大阪など甲子園以外での試合の数字も含まれるが、甲子園球場だけに限定すると観客動員率は2019年の92.5%(平均4万3940人)から今年は98.7%(平均4万2813人)にまで高まっている。昨年の優勝、日本一で場内の熱狂ぶりに拍車がかかっている状態だ。
筆者はすべてチケットを買って入場しているが、特にゴールデンウィーク以降、球団公式サイトや他のチケットサイトも売り出し初日にほとんど売り切れ、入手困難になっている。
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