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「いじり」と「いじめ」境界を間違えないリーダー術 3つの特徴を比べて理解 上司が意識すべきこと

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  • 横山 信弘 アタックス・セールス・アソシエイツ 代表取締役会長

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新入社員はいじってあげたほうがいい、と考えている上司もいるかもしれませんが、もし相手が不快な思いをしていたらどうでしょうか(写真:Lukas / PIXTA)

長い付き合いの中で、過去に何度も同じようにいじっていたのに、ある日突然「それはいじめだ」と言われたらどうだろう。多くの人は戸惑うに違いない。今までの暗黙の了解が実は違っていた。もしくは相手の心境が変わって、そういう行為を受け入れたくなくなったのかもしれない。

行き過ぎた「いじり」は、「いじめ」や「ハラスメント」になる。また、いじられている本人はよくても、周りが「いじめ」と感じて気分を害することもある。これが問題になった事例も多く、いろいろな職場でナーバスになっている。

組織のリーダーは「いじり」と「いじめ」の境界線をしっかりと理解しなければならない。そこで今回は、この境界線について詳しく解説していく。

「いじり」とは何か? 3つの特徴

「いじり」には次の3つの特徴があると私は思っている。

(1)双方向である
(2)笑いを誘う
(3)お約束がある

まず「双方向」について説明しよう。「いじり」とは、お互いが楽しむコミュニケーションである。いじったらキレられたり、相手も同じようにいじり返してくる。必ずお互いでやり合うことがお約束だ。

AさんがBさんに「今日も髪型がダサいな」といじれば、BさんもAさんにやり返す。

「お前はどうなんだよ! あ、そもそも髪の毛がないか」

「おいおい。それはないだろ」

このように、コミュニケーションが双方向であることが「いじり」の特徴だ。

次に「笑いを誘う」という特徴もある。だからいじられた相手がキレたとしても、それは一つの「芸」なのだ。

「お前のお腹はボヨンボヨンだな」

「ボヨンボヨンとはなんだ!」

切れ味の鋭い返しのほうが、笑えたりする。しかし本気でキレているわけではない。演技でキレるのだ。

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