子どもの勉強「教えないほうが伸びる」納得の要因 教え上手な人・下手な人の差はどこなのか?

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また、「この単語って何て意味ですか?」のように、辞書やインターネットで調べたらわかるような質問をされることがあります。

この場合は答えを教える代わりに、調べ方を教えるほうがいいでしょう。知識ではなく調べ方そのものを教えることで、生徒が自分1人で勉強しているときに、疑問に思ったことを自力で調べられるようになります。

辞書の使い方も教えてあげる

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最近は電子か紙かを問わず、辞書そのものを使ったことがないという子もいます。

辞書での調べ方も必要に応じて教えたほうがいいでしょう。毎回こちらが説明するよりも、自分の手で調べたほうが頭に残りやすくなりますし、自立心の向上にもつながります。

ここまで述べてきたように、こちらが教えれば教えるほど、生徒の理解や、自立からはかけ離れていきます。

生徒の成長を促すためにも、「教えない人こそ教え上手である」ということをぜひ意識してみてください。

青戸 一之 東大卒講師・ドラゴン桜noteマガジン編集長

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あおと かずゆき / Aoto Kazuyuki

1983年生まれ、鳥取県出身。地元の進学校の高校を卒業後、フリーター生活を経て25歳で塾講師に転身。26歳から塾の教室長としてマネジメント業を行う傍ら、学習指導にも並行して携わる。29歳の時に入塾してきた東大志望の子を不合格にしてしまったことで、自身の学力不足と、大学受験の経験が欠如していることによる影響を痛感し、30歳で東大受験決意。塾講師の仕事をしながら1日3時間の勉強により33歳で合格。在学中も学習指導の仕事に携わり、現在は卒業してキャリア15年目のプロ家庭教師・塾講師を行う傍ら、ドラゴン桜noteマガジンの編集長を務める。著書に『あなたの人生をダメにする勉強法 「ドラゴン桜」式最強タイパ勉強法で結果が変わる』(日本能率協会マネジメントセンター)がある。

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