1位は10億超!生涯給料が高い「全国トップ500社」 生涯給料が3億円以上となったのは340社

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(写真:genzoh/PIXTA)

東洋経済オンラインでは会社に新卒(22歳)で入社して定年(60歳)まで働いたときに取得できる総額である「生涯給料」の全国版ランキングを作成している。トップ500社の最新結果をまとめた。

ランキング表を先に見る(スマホ)(PC

対象としたのは『会社四季報』に掲載の上場企業約3900社のうち、単体の従業員数が10人に満たない場合や、平均賃金の発表がない企業などを除いた3275社。『会社四季報』2024年夏号での調査データや、厚生労働省が調査・公表している「賃金構造基本統計調査」などを基に試算した。

業種分類ごとに賃金カーブ(賃金の伸び率)を算出し、それを各企業の平均年収と年齢に当てはめて金額を推計した。あくまで理論的に割り出した推計値ながら、一定の目安となるはずだ。

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大卒総合職ばかりの企業と、製造現場があるメーカーとでは給与の仕組みが違うことや、男女の賃金格差が存在するが従業員の平均額としていることに留意が必要だ。

純粋持ち株会社では中枢機能を担う少数の社員だけが在籍し、大多数の在籍する主要子会社と年収が大きくかけ離れている場合がある。こうした純粋持ち株会社については原則としてランキングの対象から除外している。従業員数、年収、年齢で欠落データがある企業も一部除外している。

また、ランキング表内で社名末尾に「*」のある会社は主要子会社のデータを採用している。

1位はキーエンスを上回る10億円超

1位のM&Aキャピタルパートナーズは10億2827万円。2位キーエンスの8億0250万円を2億円近く引き離した。理論上の試算値にはすぎないものの、生涯給料が10億円台を超える唯一の企業だった。

また、5大総合商社と目される、三菱商事・伊藤忠商事・三井物産・丸紅・住友商事は5社ともトップ10にランクイン。こうした待遇面での魅力も、就職人気の高さにつながっている。

対象企業の平均生涯給料は2億3442万円。母数がやや異なるものの、昨年同時期のランキング(2億2889万円)から若干増加した。また、生涯給料3億円超は340社という結果になっている。

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