「古い眉は捨てる」"奇跡の67歳"直伝大人メイク術 老化が目立つ年齢だからこそ目指す「顔」とは?

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まつ毛美容液で、まつ毛のハリとコシを出すと、1本1本のまつ毛に存在感が出て、まつ毛が増えたような見映えになります。朝と夜、スキンケアのルーティンにぜひ組み込んでください。

大人の今は「ぼんやり眉」が正解

眉には流行があります。私たちは、太眉時代、細眉時代、ボサ眉時代、ナチュ眉時代など、さまざまな流行を経験してきました。

では大人になった今、どんな眉を描けばいいでしょうか? 答えはやはり「流行の形や色に合わせていくこと」。古臭い顔にならず、若々しさを保つカギとなります。

しかし、50代以上になると、眉の形をアップデートできなくなっている人が山のようにいます。若い頃に覚えた眉メイクを、ずっと続けているのです。

よく見るのはくっきり長めのエレガント眉。濃いめの眉頭、高めで角度のある眉山、えぐれたカーブ、長い眉尻。一時期は美人に見える眉ともては
やされたのですが、今見ると古臭いことこの上ありません。

眉毛の書き方の比較
【OK】は自眉の足りない箇所をぼんやり足すくらいが今どき。角がなく、明るいトーンでやさしい顔に。【NG】は2000年代に主流になったくっきり長めのエレガント眉。“できる女”のイメージだけど古臭い(出所:『10年前より可愛くなる 大人美容の正解』)
まゆの描き方
眉の黒さを抑えてトーンアップするため、①の眉コンシーラーを。毛流れと逆にもつけて(出所:『10年前より可愛くなる 大人美容の正解』)
まゆの描き方
②のブラウンのペンシルで、薄くなった眉を増毛するつもりで、1本1本描き足す(出所:『10年前より可愛くなる 大人美容の正解』)
眉山を描く
眉尻を足していく。眉山の角度やえぐれカーブをつけないよう、眉山部分の下を太くする(出所:『10年前より可愛くなる 大人美容の正解』)
まゆの描き方4
描いた眉を②のペンシルの後ろについているブラシでぼかし、なじませながら柔らかい印象にする(出所:『10年前より可愛くなる 大人美容の正解』)
まゆの描き方5
③を眉尻から眉頭、眉頭から眉尻とブラシを往復させながら、眉の裏表をカラーリングする(出所:『10年前より可愛くなる 大人美容の正解』)

今は眉を〝描く〟のではなく、自眉に毛を〝足して〟自然に仕上げるのが主流。くっきりというより、「ぼんやり」が正解です。

眉尻は短め、眉山に角を作らない、塗りつぶさない、自眉より気持ち明るめ。これだけで、古臭い顔から脱却可能。表情もうんとやさしくなり、「可愛い人」になれます。

【写真】天野佳代子さん伝授・アイメイクのコツなど(13枚)
10年前より可愛くなる 大人美容の正解
『10年前より可愛くなる 大人美容の正解』(主婦の友社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします
天野 佳代子 美容ジャーナリスト

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あまの かよこ / Kayoko Amano

1957年東京都生まれ。20代からファッション雑誌の美容ライターに。美容専門誌『美的』のエディトリアルディレクター、大人の女性向け美容専門誌『美的GRAND』の創刊編集長を歴任、40年近く美容に携わる。

60代に入り、美容ジャーナリストとしての書籍の出版、雑誌、web媒体への寄稿、YouTubeチャンネル『天野佳代子の大人美容【歳をとるのは怖くない】』の配信など、さらに活動の幅を広げる。著書に『何歳からでも美肌になれる!』(小学館)。

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