兵庫県知事「鋼のメンタル」は強烈な自己愛が形成 出直し選挙では勝てる可能性を感じている
職員へのパワーハラスメント疑惑などをめぐり、全会一致で不信任決議が可決され、動向が注目されていた兵庫県の斎藤元彦知事。9月26日に会見を開き、「失職し出直し選挙」する方針を表明しました。
四面楚歌の状況で「混乱を招いたことは事実だが、県政を進めたい」という自身の主張を一貫して通す姿勢には、「鋼のメンタル」という声も多々上がっています。
斎藤知事は本当に動じていないのか、会見中の微表情と発言内容のズレに注目し、知事の心理を推測したいと思います。
淡々とした受け答えから漏洩する嫌悪の感情
不信任決議を受け、議会解散か、辞職か、失職かを決断するにあたり、斎藤知事はこれまで同様に今回も淡々と会見に臨みます。しかし、注意深く見ると細かな言動から、葛藤や苦悩はあった様子がうかがえます。
たとえば決断をめぐる過程を述べる際、
「最初から解散、辞職はない」
「頭をよぎることはあった」
「最終的に(解散、辞職は)ない」
「最初から(解散、辞職は)ないという意味でもない」
と、表現が行ったり来たりし、簡単には決められなかった様子が推測できます。
また、こうした場面で、嫌悪の微表情も見られます。微表情とは、抑制された感情が無意識に生じる現象です。この嫌悪の微表情はスパッと決断できず、葛藤していた自分に対して向けられたものと推測されます。
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