常識を覆した起業家、
サー・トーマス・リプトンとは?
5つのイノベーションを起こせた理由

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
愛艇、シャムロック号から海を眺めるサー・トーマス・リプトン

そして忘れてはならないのが、サー・トーマス・リプトンはいつまでも夢を持ち続けたこと。彼は50歳を超えて、世界的に有名なヨットレース、アメリカズカップに挑戦した。子どもの頃に船を見て以来、胸に抱いてきた憧れだった。 

以後、1930年の80歳で迎えた最後のレースまで、30年間ヨットに打ち込んだ。突出した冒険心と遊び心が、「紅茶王」と呼ばれた彼の実績の原動力になっていたのは言うまでもない。 

1931年、サー・トーマス・リプトンは自宅で友人との夕食を楽しんだ後、自室で倒れ、2日後にこの世を去った。

本当にベストなものを
人生に取り入れよう

左から、リーフ アールグレイ、ティーバッグ アールグレイ、リーフ ダージリン、ティーバッグ ダージリン

サー・トーマス・リプトンの名を冠したブランドは、紅茶の奥深さを探求した彼のこだわりが凝縮されている。

茶木の栽培から生産まで一貫して行われる彼の茶園から、丁寧に手で摘み取られてじっくりと発酵させた茶葉は、深いコクと味、香りを持っている。この世界最高のプレミアムな品質の茶葉の中から、地域ごとに原料茶を選定・配合するティーブレンダーによって、最も相性のよい茶葉が厳選される。数多くのプロセスを経た紅茶は、まさに芸術品と呼べるだろう。

ティーバッグで広く紅茶を浸透させたリプトンの次なる新製品は、ミルクティーパウダー。本物の茶葉をミル挽きにして使用し、フレーバーはアールグレイ、チャイ、イングリッシュ・ブレックファストの3種類。極上の紅茶の味わいを、オフィスなどでも気軽に楽しめるようにと工夫を凝らした商品である。サー・トーマス・リプトンの哲学が息づき、人物の名を冠した紅茶ブランドの一杯は、特別に豊かな時間をもたらしてくれるだろう。

フレーバーはアールグレイ、チャイ、イングリッシュ ブレックファストの3タイプ

サー・トーマス・リプトンのさらなる詳しいエピソードは特設サイトをご覧ください。