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『源氏物語』光る君の母に向けられた嫉妬の正体 紫式部『源氏物語』に見る負の感情との向き合い方①

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紫式部『源氏物語』玉上琢彌 訳注/角川ソフィア文庫

『源氏物語』を読んでいると、その人間関係であまりにも現代と似たような状況がいくつも登場するから、「人間はいくらテクノロジーを発達させても、知識をつけても、変わらないものなのだ」としみじみ理解する。

古典を読む意味の1つは、人間理解だ。人間はずっと変わらない。他人を好きになり、他人に嫉妬し、他人を憎みつつ、他人を求める。そういう生き物なのだと心底理解できることが、古典を読む醍醐味の1つだと思う。

現代にも通じる人間の真理

『源氏物語』の場合は、光源氏が生まれる前段を描く冒頭から、現代人にもグサリと刺さる場面を持ってくる。光源氏の父は、桐壺帝(きりつぼのみかど)。そして後に光源氏の母となる桐壺更衣(きりつぼのこうい)は、身分の低い女性だった。

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