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産地にいったい何が?「チョコレート危機」の実態 カカオ豆価格は1年で3倍、現地からも不安の声

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  • 市川 歩美 ジャーナリスト/チョコレートジャーナリスト

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(写真:フォトミー/PIXTA)

世界中の企業がカカオ豆をめぐって争奪戦――。チョコレートの原料、カカオ豆の価格が高騰していることは、チョコレートメーカーなど多くの企業にショックを与えている。カカオ豆はこの1年で価格が3倍にも跳ね上がっているが、これが続くと何が起きるのだろうか。

主要産地での天候不順などで不作に

カカオ豆の先物価格は3月末にニューヨーク市場で1トンあたり1万ドルを突破、過去最高値を更新した。ロンドン市場でも同じく、価格が急騰している。

なぜここまで、カカオ豆の価格が上がってしまったのか。主な理由は、カカオの不作にある。

世界の主要なカカオ生産国、西アフリカのコートジボワールとガーナでは、天候不順によってカカオの収穫量は前年比3〜4割減少。ガーナでは干ばつでカカオの木が枯れ、大雨による洪水で農地がダメージを受けた。気候変動によって、新たな病害虫の被害が現れ、カカオの病気も増えている。

日本が約8割のカカオ豆を輸入する国、ガーナで育つカカオ(筆者撮影)

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