米国は事前警告「モスクワテロ」わかっている事 60人以上が死亡、100人以上が負傷と報道

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(写真:The New York Times)

3月22日夜、モスクワ郊外の人気コンサートホールで迷彩服を着た数人の武装集団が銃を乱射し、約60人が死亡、100人以上が負傷したとロシア最高治安機関FSBが発表した。この死者数は、首都圏におけるこの10年以上のテロ事件の中で最も多い死者数となる。

モスクワ地域で最大、かつ最も人気のある音楽施設の1つであるコンサートホールを含む建物に銃声が響く中、建物の上層階で火災が発生し、爆発後に炎が激しくなったとRIAノーボスチ通信は報じている。

建物の外に遺体が並んでいる写真も

「イスラム国(IS)」は関連通信社を通じて犯行声明を出した。テロ対策の高官を含むアメリカの安全保障当局者は、この攻撃はパキスタン、アフガニスタン、イランで活動するテロ集団の一派である「イスラム国ホラサン州」によって行われたとの見方を示した。関係者らは公的に本件について話す権限がないため、匿名を条件に語った。

SNSに投稿され、ニューヨーク・タイムズ紙が検証した複数の映像には、モスクワ北西部のクラスノゴルスク郊外にある広大なショッピングとエンターテインメントの複合施設、クロッカス市庁舎に数人が入り、ライフルを発砲する様子が映っている。

他の映像では、血まみれの犠牲者が床に横たわったり、銃声に悲鳴をあげたりしている横を人々が走り抜ける様子が映っており、写真では建物の外に遺体が並んでいる様子が写っている。

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