「レジの行列が早く進む方」を見分ける意外なコツ 行列の長さだけを見て並んではいけない理由
迎える側の企業としても、お客さんの待ち時間が少なくなることで、お客さんの満足度が向上し、業績のアップにつながるはずです。
そんなときに役に立つのが、「待ち行列理論」です。この理論を使って、なるべく待ち時間の少ないレジに並ぶ、レジ戦争を勝ち抜く方法を紹介したいと思います。
みなさんは、「混んでいる時間帯のスーパーで、どのレジに並ぶのか?」をどのようにして決めていますか?
待っている人のかごの中身が少ない
レジ係の手際の良さ
一番多い回答は、「待っている人数が少ない」ではないでしょうか? しかし、この選び方は、あまりおすすめできません。のちほど説明しますが、待ち人数よりも「そのレジがどれだけスムーズに流れているか」のほうが、レジ戦争では大事だからです。飲食店などでは、このことを「回転率」といいます。
立ち食いそば屋は回転率がいい
お昼時の立ち食いそば屋さんは、行列ができていたとしても、案外すぐに食べられます。これは回転率がいいからです。レジにも、この回転率なるものが存在します。正確には、回転率ではなく「そのレジの混み具合」を計算します。
混み具合は、「そのレジにお客さんがどのくらい頻繁にくるか(A)」「レジ係の手際の良さ(B)」で決まります。
もう少し正確に表現すると、
A:1時間のうちにお客さんが何人くるか
B:1時間のうちに何人のお客さんの会計ができるか
この2つの変数を使って、推定待ち時間を計算するのが待ち行列理論です。
A:1時間のうちにお客さんが何人くるか / B:1時間のうちに何人のお客さんの会計ができるか
=レジの混み具合(稼働率)
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