独特な世界観の映像演出で知られ、世界中の映画賞を受賞している奇才ヨルゴス・ランティモス監督の新作。米国のゴールデングローブ賞の作品賞、主演女優賞を受賞し、近年のランティモス作品の中でも最も評価が高く、傑作と称されている。
主演は『ラ・ラ・ランド』(2016年)でアカデミー賞主演女優賞に輝いたエマ・ストーン。ランティモス監督とは『女王陛下のお気に入り』(18年)以来、2作目のタッグ。今作にはプロデューサーとしても参加している。まばゆいほどの色彩をちりばめた壮麗な世界と破滅的なモノクロの世界を行き来する数奇な運命を生き抜く女性の、もろくも逞(たくま)しい姿を力強く体現する。女優としてのキャリアの集大成的な作品であり、間違いなく彼女の代表作になった。
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