これがアップル音楽配信サービスの全容だ!

8日の年次開発者会議で発表予定の「目玉」

満を持して音楽配信サービスを発表すると見られるアップルの勝算は?(撮影:尾形文繁)

音楽のストリーミング配信市場でアップルは出遅れたのか、それとも満を持しての登場なのだろうか。

6月8日からサンフランシスコで始まるアップルの年次開発者会議で音楽配信を劇的に変える新しいサービスの発表があると報じられており、音楽業界が注視している。iTunesストアが登場して12年。アップルは楽曲を売買する方法に革命をもたらすのだろうか。

ストリーミング配信+ラジオ拡充?

関係者によると、目玉は定額の聞き放題で、最大のライバルはスポティファイだ。さらに、2013年から提供しているiTunesラジオを拡充すると見られ、パンドラ(ユーザーに合わせて自動選曲するインターネットラジオ)や従来のラジオ放送と競合することになる。

音楽のストリーミング配信はここ数年で急成長を遂げており、アップルが圧倒的なシェアを持つダウンロード販売の売り上げは落ち込んでいる。

ただし、市場ではすでに、スポティファイやディーザー、ラプソディなどが最も積極的な消費者のあいだに根づいている。2008年にサービスを開始した最大手のスポティファイのユーザーは全世界で6000万人。そのうち1500万人が月額制の有料会員だ。

とはいえ、アップルの絶大な規模と顧客基盤──iPhoneだけで販売台数は累計7億台──はすべての競合相手に勝る。急成長している音楽ストリーミング配信市場でも圧勝できるかもしれない。

「アップルは出遅れてはいないが、追いかける立場であることは確かだ」と、テクノロジーアナリストでジャックドー・リサーチ創業者のジャン・ドーソンは言う。「混戦模様の市場で、抜きん出る方法を見つけなければならない」

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