東洋経済オンラインとは
ビジネス #すごいベンチャー100 2023年版

「民間版の世銀」狙う五常が築いた綿密な現法戦略 大型上場予備軍の今⑤五常・アンド・カンパニー

4分で読める 有料会員限定

INDEX

貸出残高の伸びによって、23年3月期には営業利益ベースでの黒字化を達成した(画像:五常・アンド・カンパニーのHPより)
9月11日発売の『週刊東洋経済』9月16日・23日合併号では、「すごいベンチャー100 2023年最新版」を特集(アマゾンの購入ページはこちら)。注目の100社(2023年最新版・全リストはこちら)の総力取材記事に加え、10年後の日本を占ううえで欠かせない「スタートアップ市場の最新トピックス」を網羅する。
※この記事は9月21日5:00まで無料会員登録でお読みいただけます。それ以降は有料会員向けとなります。
『週刊東洋経済 2023年9/16・23合併特大号(すごいベンチャー100 2023年最新版)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

スタートアップの資金調達環境の悪化が顕著になっている(詳細は9月11日配信記事:「スタートアップ」は熱狂と暗影混在の新時代に)。とりわけ目立つのが、すでに一定規模まで事業が成長し、上場前夜と目される「レイターステージ」の各社の苦境だ。

そんな成熟期のスタートアップの中にも、外部環境をものともせず、直近で数十億から100億円規模の資金調達に成功している「大型上場予備軍」は確実に存在する。

彼らは核融合やAIなど独自の技術やマイクロファイナンスといった特徴的なビジネスモデルを武器に事業を拡大する。ベンチャーとしての成熟期に向け成長シナリオをどう描くのか。その戦略に迫る。

ミャンマーなどアジア5カ国に展開

民間版の「世界銀行」を目指す──。

金融サービスを通じた発展途上国支援を掲げるのが五常・アンド・カンパニーだ。慎泰俊(シン・テジュン)代表が14年に創業し、現在ミャンマーやスリランカなどアジア5カ国に展開する。

同社が手がけるのは、「マイクロファイナンス」と呼ばれる小口融資だ。時には読み書きさえも難しく金融機関と取引ができない個人や零細企業に対して、300〜500ドル程度を融資する。

資金使途は家畜の購入、工芸品の製作費用など。融資先のほとんどが女性で、家事の傍らにこなす“副業”の初期投資だ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象