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名字でわかる日本人の履歴書 森岡浩著

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日本一多い名字は「佐藤」、2位は「鈴木」だが、この二つは東日本に特に多く、西日本では「田中」「山本」が上回るという。名字の種類は東日本で少なく、西日本で多い。これは歴史の長さと人口密度に由来するのではないかと姓氏研究家の著者は推測する。中世以前の日本の中心は近畿地方であり、人口密度は西日本のほうが圧倒的に高かったため名字が増えていったのではないかというのだ。

名字には歴史を伝えるメッセージが込められている。その成立や地理的分布を考えることで、単に個々の名字のルーツにとどまらず、史実や当時の文化的背景までもが見えてくる。名字に秘められた、日本人の2000年に及ぶ「履歴」を探る。

講談社+α新書 880円

  

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