「子ども達のために再婚を焦る」は大間違い シングルマザーが陥る誤った思考回路

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「信ずる道を歩む者に、信ずる人との出会いがある」

これは私が若いころに出会った言葉ですが、その後、何組もこの言葉を思い出させてくれる、素敵なカップルに出会いました。価値観を共有し、魂で結ばれている人たちです。

あなたは看護師という、教養がない人には取れない立派な国家資格を持ち、夜勤もこなし、2人の子どもさんを守り、育てています。人は25才を過ぎると、生き様が容貌に出るのだそうですが、仕事の育児に責任を持ち誠実に生きておられるあなたのことです、謙遜しておられるのかも知れませんが、「これが私の顔」と、自信をもって堂々とされるほうが、お顔にも輝きが増すと思います。自分への過小評価は、現実を見誤らせますよ。

そしてみわ様ご自身も、良き社会人、ママとして、誠実な道を歩む中で巡り会った人が運命の人なのです。巡り会わないかも知れませんが、それは神様か運命が、その方がよしとされたということで。

元大相撲小結の舞の海さんは、結婚する前より結婚相手の子どもさんから「まいちゃん、まいちゃん」と慕われたそうです。とても仲がいいそうです。

ミュージカル女優の前田美波里さんはアメリカの、生後すぐに別れた実父と半世紀ぶりに連絡が取れ、実母と一緒に会いに行くことに継父が背中を押してくれたそうです。実父と過ごした後の帰りの飛行機の中で、彼女は継父の心の広さと暖かさが身に沁みて号泣したことを、何かに書いていました。私は、この継父と美波里さんの心に号泣しました。素晴らしい再婚が多いことも記しておきますね。

結婚の形も時期もいろいろです

人生いろいろなら、結婚もいろいろです。私の友人が再婚するとき、母として再婚相手に出した条件が、子どもに想定されるリスクから子どもを守るために、「自分の小学生2人の子どもが独立するまでは生活は別々に」でした。その後二十数年ですが、いまだに子どもたちは結婚せず家にいますので、財布はひとつなのに、家2軒です。子どもたちの継父は、ママコイジメならぬママ父イジメだと笑っています。

みわ様、今は子どもたちの成長だけを楽しみに、3人の生活を楽しみましょう。何が起きるかわからないのが人生です。諦めた頃に、よきパートナーがパッと現れたというケースもたまにある話です。そのときは、私も引き留めませんから。
 

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ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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