20代・30代にMBAがなぜ必要なのか?
何のために学ぶのか
自らの「志」と向き合う
MBAで学ぶ領域は先ほどお話しした通りですが、グロービス経営大学院ではこれらに加え「思考(論理思考やプレゼン、定量分析など)」と「志」と呼んでいる2つの領域を設け、必修科目としています。
「志」という領域は、おそらく世界中のビジネススクールでも類を見ないグロービスならではの特徴です。この領域の科目の授業では、教員や学生から「なぜ学んでいるのか」「何のために生きているのか」「人生において何を成し遂げたいのか」など、自らの「志」を問われ続けます。世界平和を掲げてもいいし、例えば日本一のラーメン店をつくるでもいい。最初は極めてパーソナルな、小さな想いでも構わないのです。ともに学ぶ仲間や教員と議論する中で多くの刺激を受けていくうちに、小さな想いは固い核となり、自分自身を生き生きと輝かせる社会性を帯びた結晶へと育っていくのです。
20代、30代であれば、今後、大学を卒業してから今日までの時間よりもはるかに長い時間をビジネスパーソンとして過ごします。その間、さまざまな困難に直面し、厳しい状況に追い込まれることもあるでしょう。そうした時、自分を支え、奮い立たせてくれる「志」があればきっと前に進めるはずです。
成長意欲あふれる仲間と出会い
切磋琢磨の中で成長する場
MBAの取得を考え始めた際、仕事も、家庭も、勉強も全部頑張るなんて自分には無理と感じる方は多いのではないでしょうか。実際にグロービスへの入学を検討される方も卒業できるかどうか、自信が持てないという方は大勢いらっしゃいます。
でも、大丈夫です。皆さん、学生同士でアイデアをシェアしながら短期間でタイムマネジメント能力を向上させています。グロービスの学生の間には、常に互いに貢献し合い、みんなで成長していこうという独特のカルチャーがあるのです。加えて、グロービスで学ぶ学生たちは皆、気概を持った情熱にあふれる人ばかり。明らかに自分より忙しいのに、手を抜かずに予習してくる経営者。子育てと仕事で手一杯のはずなのに、誰よりも授業で発言するママ学生。そんな人たちがいる環境に飛び込めば、不思議と感化され、すっと難題を乗り越えてしまえるものなのです。
「志」領域には「企業家リーダーシップ」という必修科目があります。最終回の授業では自らの「志」をクラスメイト全員の前で発表します。苦労をともにし、切磋琢磨し合う仲間を前にして行うコミットメントですから、非常に重い意味を持ちます。こうした想いを共有する仲間だからこそ、グロービスで共に学ぶ仲間は生涯の友と成り得るのです。