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うつ病での引きこもり生活がメタバースで激変 『メタバース革命』著者・動く城のフィオ氏に聞く

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動く城のフィオ氏がメタバースで使用しているアバター。バーチャル空間では、自分の設定したキャラクターを「分身」として用いる(画像:HIKKY)
[著者プロフィル] 動く城のフィオ(うごくしろのふぃお)/「バーチャルマーケット」創設者。株式会社HIKKYのCVO(Chief Virtual Officer)。世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」創設者。バーチャル空間に出合う前は引きこもり生活を送っていた。現在も現実世界での外出は苦手。誰もがバーチャル空間で生計を立てられるようバーチャル経済圏の構築にいそしむ。
2022年は「メタバース」がバズワードの1つになった。関連本も多く出版されているが、中でも本書は異彩を放っている。メタバース企業の経営ボードが執筆しているだけでなく、本人が公私ともに仮想空間内で生活しているからだ。メタバースの最先端を生きる著者に話を聞いた。
『メタバース革命 バーチャル経済圏のつくり方』(動く城のフィオ 著/扶桑社/1650円/224ページ)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

──どのような経緯でメタバースを仕事に?

私は18年に内因性のうつ病を発症し、対人恐怖症に陥りました。人と目を合わせることができなくなり、会社を辞め、ベッドでYouTubeやツイッターを眺める日々を過ごすようになりました。半年ほど経ったある日、インターネット上でVR(仮想現実)とVTuber(バーチャルユーチューバー)に出あいました。彼らとの関わり合いから、バーチャル空間、メタバースの世界ならば自分も生きていけると直感したのです。

実際にヘッドマウントディスプレー(HMD、VRゴーグル)をかぶってバーチャル空間に没入し、アバターの姿同士で会話をすると、人の目は怖くありませんでした。それでバーチャル空間でイベントを開催するようになったのです。

バーチャル空間で出会った方々と共に株式会社HIKKYを立ち上げ、バーチャル空間での展示会バーチャルマーケットを開くことになりました。回を重ねるごとに企業の出展数は増え、収益化も実現。自分が作った場で誰かが楽しんでくれたり、思ってもみない作品に光が当たったりするのはとてもうれしいです。

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