東洋経済オンラインとは
ビジネス #温暖化ガス「46%減」の衝撃

気候変動に関する国連会議COP27「3つの注目点」 気候被害めぐり応酬、投資家も影響力を行使

9分で読める 会員登録で読める
  • 小西 雅子 WWFジャパン 専門ディレクター

INDEX

2021年末、イギリスのグラスゴーで開催されたCOP26会議(写真:WWFジャパン)

気候変動に関する国連会議COP27が、エジプトのシャルムエルシェイクで、11月6日から18日にかけて開催される。

2021年末のイギリス・グラスゴーCOP26では、気候変動に関するパリ協定の長期目標(許容できる、産業革命以来の平均気温の上昇)が2度から1.5度に事実上強化され、世界は2050年にカーボンニュートラル(脱炭素化)を目指すことが決まった。

この間、世界気象機関と国連環境計画により設立されたIPCC(気候変動に関する政府間パネル)による第6次評価報告書も発表され、新知見を踏まえてのCOPでの議論が注目されている。一方でロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機やコロナなどで参加国の足並みの乱れも指摘される。その中で開催されるCOP27での注目点を3つに絞ってご紹介したい。

脱炭素化へ向けた世界最大の見本市の色彩も

3つの注目点とは以下だ。

①地球温暖化による、対策をしても防ぐことのできない被害を意味する「損失と損害」(ロス&ダメージ)と呼ばれるテーマに関する議論の行方。

②COP本来のルール作りの中で今回注目される5年ごとに削減目標を引き上げていくための「科学的進捗評価」およびカーボン(炭素)取引に関するパリ協定第6条をめぐる交渉。

③機関投資家や企業、都市、NGO(非政府組織)などの動き。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象