モーニングスター

15年間、理念は変わらず
「投資家主権の確立」

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金融業界有数のアワード投資家の
ファンド選定の指針に

84年に米国で設立されたモーニングスターだが、日本のモーニングスターが生まれたのは98年のこと。

「設立の目的は、金融機関と個人投資家の情報格差を埋め、第三者の立場で公正な情報を提供することです。社名の由来は、米国モーニングスターの創設者であるジョセフ・マンスエートが小説を読んでいたところ『The sun is but a morningstar.(太陽はまさに朝、輝く星である)』という一文に出会ったからだそうです。私たちは投資家一人ひとりを照らす太陽のような存在でありたいと思っています」と朝倉社長は話す。

その姿勢が示されているのが「ファンド オブ ザ イヤー」であろう。同賞は、同社が設立された翌年から発表を開始し、今年で16回目になる。昨年からは10年以上の長期間にわたり優れた運用実績のあるファンドを表彰する「ファンドオブ ザ ディケード」も新設され、両賞を「モーニングスターアワード」として位置付けることにした。「ファンド オブ ザ イヤー」では、パフォーマンスなど定量的な面だけでなく、運用会社の運用方針や運用戦略、運用プロセスやリスク管理体制、ディスクロージャー(情報開示)の状況など定性的な面も調査をしたうえで表彰対象を選んでいる。このことが投資家からの「中長期的に保有できるかどうか判断できる」という評価につながっている。

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