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「FIREしたい人」月にいくら必要か知っていますか 現在の年収と近い額を投資で得ることは超困難

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  • 大河内 薫 税理士、株式会社ArtBiz代表取締役

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メディアが多く取り上げる「FIRE」に憧れることが危険な理由を解説します(写真:den-sen/PIXTA)
2021年の初頭から、「FIRE」という単語をよく目にするようになりました。FIREとは、Financial(経済)Independence(独立)Retire(退職)Early(早期)。その頭文字を取ってFIRE。経済的自由を手に入れて早期退職をすることです。
悠々自適な生活を送れる、と憧れるかもしれませんが、「FIREに憧れるのは危険」と、著書『貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!』の著者で税理士の大河内薫さんはいいます。その理由について解説します。

FIREという言葉が独り歩きしている

テレビなどでも「若者たちの憧れ!」とFIREの特集が組まれ、視聴率が取れる=世間からの注目度が高いということなのだと思います。

しかし、メディアがこぞって取り上げようとも、ほとんどの人が達成できないのではやるものではありません。つまり、言葉だけが独り歩きしています。

早期退職するかはさておき、ここでいう経済的自由とは「資産から生み出す収入が生活費を超えること」です。投資が生み出す利益が生活費を超えればOKです。ちなみに月の生活費が20万円だとしたら、年間で240万円。

6000万円の投資から毎年5%の配当金をもらえれば、年間300万円。そこから税金で20.315%引かれて、約240万円。現在の年収と同じくらいは欲しいと思うなら、投資額がもっと必要になる人が多く、難易度はかなり高いです。私はFIREという言葉が独り歩きしているのを見て、危険だと感じています。

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【不労所得という言葉であおるメディア】

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