外資系コンサルが語る
「会議と業績」の深い関係
「エプソンのインタラクティブプロジェクター」の破壊力
機種によっては、ホワイトボードがそのままタッチスクリーンになるので、データを手で動かすこともできる。紙資料の場合でもスキャンしてデジタル化すれば、難なくホワイトボードに取り込める。こうして見ていくと、いずれの機能もビジュアルの強化に集約されていくことがわかる。杉野氏は、会議にはビジュアル化が大事だと力を込める。
「実は会議のやり方として、会議の目的、議題、論点、選択基準などがビジュアル化されて共有している会議のほうが生産性は高いのです。会議では、まず何を決めなければならないのか。それに対する選択肢は何か。その選択肢を選ぶための基準とは何か。そして何を決めたのか。会議は違うもの同士が集まって、違うバックグラウンド、違う関心で行うものですから、議論は“空中戦”になりがちです。その際、一番客観的に議論できるようにするには、言葉ではなく、ビジュアルが重要なのです」
ワンランク上の「情報共有」
これまでアナログのホワイトボードを使って熱のこもった会議をしても、次に会議をする際に前回の議論内容をまとめたものを文書で見ると、途端に議論した熱やコンテクストが失われていると感じることが少なくなかったはずだ。本当はブレストしてホワイトボードに板書したときの、字の大小、書きなぐり方などにいろんなコンテクスト情報が詰まっている。一見余分なもの、ノイズと思われるものこそ実は重要なのである。
その意味で、「エプソンのインタラクティブプロジェクター」なら、前回の板書をそのまま再現することができるし、前回の状態のままで改善点を再度書き込むこともできる。意思決定するために議事録は必要だが、より鮮明に記憶に残すためには、ビジュアルをそのまま残すことが重要なポイントになる。「情報共有」のために議論の内容を持ち帰る場合も、必要なページ画面の必要な部分だけをプリントして持ち帰ることもできるし、USBメモリに保存したり、メールで会議の参加者に配信したりすることも可能だ。