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ロシア軍のウクライナ東部攻略が容易ではない訳

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ロシアのプーチン大統領は、軍がウクライナの首都キーウ(キエフ)を電光石火で陥落させることに失敗した後、同国東部で勝利を収められると踏んでいるようだが、それは困難な任務になりそうだ。

ウクライナ侵攻開始から6週間経過し、ロシアが軍事作戦を維持する能力の深刻な欠陥が明るみになっており、同国は戦争の目標を縮小せざるを得なくなった。現在は東部ドンバス地域を制圧して南岸地域をできるだけ抑えることで、2014年に併合したクリミア半島への陸路の回廊を確保することに集中している。

ルガンスクの火力発電所で掲げられたウクライナ国旗(2015年3月当時)Photographer: Vincent Mundy/Bloomberg

英王立防衛安全保障研究所(RUSI)のアナリスト、サミュエル・クラニー・エバンズ氏は「当初の大きな目標よりも現実的だが、最も重要なのはスピードだ」と指摘。「ロシア軍は疲弊しており、勢いを維持して圧力を継続するのは難しくなる。多くはウクライナ軍の状況にかかっている」と述べた。

ウクライナは「ドンバスを巡る厳しい戦い」に備えていると、ゾフクバ大統領首席補佐官代理はブルームバーグテレビジョンに語った。同国当局は民間人に対し、できるだけ早期に同地域から退避するよう呼び掛けた。

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【ロシア軍部隊のうち最大3分の1が戦闘力を失っている?】

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