EV化による自動車産業のパラダイムチェンジは、サプライヤーにも変革を求めている。従来のように完成車メーカーに従うだけでなく、自ら戦略的に展開する必要が出てきたからだ。
この変革への動きを追い風に商機を狙うのが、日本電産だ。日本電産が注力するEV向け駆動モーターシステム(eアクスル、下写真)はEVの基幹部品であり、独ボッシュや独コンチネンタルといった大手車載部品メーカーなども手がけている。2019年時点で5万台だった世界市場は、35年に1467万台になると予想される。

日産自動車から日本電産に移籍した関潤社長CEOは「EVはこれからコストリダクション合戦になり、25年以降は自動車メーカーが自分たちで造るのを諦め始める。25年を分水嶺に、EVの値段のほうが確実にハイブリッド車より下がる」と見通す。
同社のeアクスルはすでに、広州汽車集団や吉利汽車など中国の自動車企業のEVに採用された。日本でもEV販売会社・ASFが開発した配送用EVに採用されることが7月に発表されている。
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