高知市は高知県中部にある人口約32万4000人の中核市だ。県全体の人口約68万3000人のうち約47%を占め、都道府県内人口占有率では、京都市、仙台市に次いで全国3位である(東京特別区は除く)。土佐湾に面し、支湾の1つである浦戸湾には7つの河川が流入する。鏡川、久万川、江ノ口川、長浜川、国分川、舟入川、下田川だ。
戦国時代のこの地を治めたのは四国を統一した長宗我部元親だった。その後、関ヶ原の戦いを機に掛川城主だった山内一豊が土佐藩初代藩主となり、城下町が形成された。山内氏は自らの家臣を「上士」、旧長宗我部氏の家臣を「下士」と呼び階級を分けた。
幕末に活躍した坂本龍馬や中岡慎太郎、武市半平太らは、冷遇、弾圧された下士の出身だ。また、三菱財閥の生みの親で実業家の岩崎弥太郎も下士のうち「郷士」の出身だった。
高知には明るさと豪快さを併せ持つ人が多いという。それは、太平洋に面した開放的な風土と、地域の産業、カツオ漁などで接する自然の厳しさの影響ともされる。土佐弁で「快男児」「頑固で気骨のある男」などを意味する「いごっそう」は、高知県の男性の県民性を表す言葉としても知られる。
また、男女ともに酒を愛する人が多く、全国の酒類の1人当たり消費量では、飲食店の多い東京に次ぎ、高知県は全国2位である。
毎年8月9~12日の4日間に開催される「よさこい祭り」には全国から踊り手が集まる。四国三大祭りの1つでもあり、9日の前夜祭、10、11日の本祭、12日の全国大会と後夜祭で、観光客数は延べ100万人。チームごとにパレード形式で行われる踊りは、手に持つ鳴子が特徴的だ。近年は踊りのバリエーションが多様化し、若者にも人気がある。
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