車載や家電などライフ部門のトップに聞いた。
──ホンダ系3社と統合して車載事業を強化します。
自動車はEVや自動運転などで今後大きく変わり、グリーン(脱炭素)とデジタルの重要なタッチポイントになる。車はソフトウェアがたくさん入った情報システムになり、集まったデータで、さまざまなことができる。とくに商用車でチャンスが大きい。米アマゾンから「車を造ってほしい」という要望も出てくるだろう。そのときわれわれはシステムを提供可能だ。それに誰かが筐体やシートをくっつけるという世界に変わる。まさにコンピューターと同じだ。
──自動車は設備投資がかかる産業です。
今は受注するたびに新しい生産ラインを作るモデルで、キャッシュが先に出ていくが、今後は変わっていく。EVが中心になれば、モーターもインバーターもどんどんシステム化されて標準化される。同じ設備でより多く量産できる可能性が高まる。
そこにいくまでには研究開発費も含め投資がかさむため、しばらくは利益率的に厳しく我慢が必要だ。従来製品で稼ぐ間に、どれだけEV向けなどへ投資できるかが勝負になる。一方で従来製品はコモディティー(汎用品)化が進んでおり、相当な量を持っていないと十分な利益が得られない。そのため事業領域を絞り、ホンダ系3社と一緒になった。24年ごろには世界シェア3位以内が見えている。
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