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ビジネス #三菱重工と日立 製造立国の岐路

「車載はグリーンとデジタルのタッチポイント」 インタビュー/日立製作所 副社長 小島啓二

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こじま・けいじ 1982年京都大学大学院(理学研究科)修了後、日立製作所入社。2008年中央研究所長、11年日立研究所長、12年常務、16年専務、18年4月から現職。(撮影:尾形文繁)

車載や家電などライフ部門のトップに聞いた。

──ホンダ系3社と統合して車載事業を強化します。

自動車はEVや自動運転などで今後大きく変わり、グリーン(脱炭素)とデジタルの重要なタッチポイントになる。車はソフトウェアがたくさん入った情報システムになり、集まったデータで、さまざまなことができる。とくに商用車でチャンスが大きい。米アマゾンから「車を造ってほしい」という要望も出てくるだろう。そのときわれわれはシステムを提供可能だ。それに誰かが筐体やシートをくっつけるという世界に変わる。まさにコンピューターと同じだ。

──自動車は設備投資がかかる産業です。

今は受注するたびに新しい生産ラインを作るモデルで、キャッシュが先に出ていくが、今後は変わっていく。EVが中心になれば、モーターもインバーターもどんどんシステム化されて標準化される。同じ設備でより多く量産できる可能性が高まる。

そこにいくまでには研究開発費も含め投資がかさむため、しばらくは利益率的に厳しく我慢が必要だ。従来製品で稼ぐ間に、どれだけEV向けなどへ投資できるかが勝負になる。一方で従来製品はコモディティー(汎用品)化が進んでおり、相当な量を持っていないと十分な利益が得られない。そのため事業領域を絞り、ホンダ系3社と一緒になった。24年ごろには世界シェア3位以内が見えている。

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