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菅義偉政権と検察の間で緊張を高める疑惑の意味 政治的意志を持った検察の姿は、二・二六事件を想起させる

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新聞やテレビの報道では伝わってこないが、菅政権と検察の関係がかなり緊張している。菅義偉首相の権力基盤に深刻な打撃を与えかねない疑惑が発覚した。12月2日、大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」(広島県福山市)グループの元代表(87)が、自民党の吉川貴盛衆議院議員(70)へ農林水産相在任中に現金計500万円を渡した疑いがあるとの報道が一斉になされた。新聞やテレビは情報源を関係者としている。

本件に関しては朝日新聞の報道が先行していて、内容も詳しい。〈吉川氏関連の政治団体の政治資金収支報告書には、アキタ社や前代表個人から計500万円の寄付は記載されていない。吉川氏は11月、朝日新聞の取材に、前代表と面識があることは認めたが、現金授受は「あるわけない」「何を言われているのかさっぱり分からない」と否定した。/吉川氏は18年10月〜19年9月、安倍政権で農水相を務めた。関係者によると、アキタ社前代表は18年11月に200万円、19年3月に200万円、同年8月に100万円の計500万円の現金を吉川氏に渡した疑いがある。面会時には「業界のために動いてほしい」などと話したという。/鶏卵業界をめぐっては近年、家畜のストレスを減らす飼育方法「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の観点から日本のケージ飼育に否定的な国際機関への対応のほか、卵の価格が下がった場合に国が補助金を出す事業の充実が課題だった。前代表は業界団体の幹部として、農水分野に影響力を持つ吉川氏ら「農水族」、農水省に要望を繰り返していた。/吉川氏は北海道議を経て1996年に衆院議員に初当選し、6期目。現在は自民党の選挙対策委員長代行で、二階派の事務総長を務める。/東京地検特捜部は6月、19年の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で衆院議員・河井克行被告(57)と妻の参院議員・案里被告(47)を逮捕。アキタ社は、克行議員が代表を務めた自民党支部に多額の寄付をしていた関連先として7月に家宅捜索を受けた〉(12月2日付「朝日新聞デジタル」)。

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