夏場に搭乗率がじわじわと戻るのではないかと思っていたが、再び感染者が増え出した。都道府県によっては不要な往来を避けるよう要請が出て、基本的に都道府県をまたぐことになる羽田発着便には、想定以上に人が乗らない状況が続いた。
スカイマークは民事再生を経たこともあり、幸いにも3月末時点で130億円の現預金がある一方、借入金はなかった。そのうえ、300億円の借入枠もあり、資金繰りでは同業他社と比べて相対的に余裕があった。
ただ、(損益分岐点を超えられず)現金が毎月流れ出ていく。11月までは当初の調達額でしのげるが、第2波、第3波に備えて、さらに200億円分の借入枠を設定した。(当面の)資金繰りはまったく問題ない。仮にスカイマークに増資が必要になったときは(自らが代表を務める投資ファンド)インテグラルで受けることは確認している。
スカイマークの国内線はコロナ前から、ほとんどの乗客が日本人だった。民事再生前の2014年度は全路線の平均搭乗率が66%台だったが、努力してコロナ前には83〜84%まで上がった。大手2社の約70%より10ポイント以上高い。訪日外国人に手を広げずとも満席の便が出る市場戦略からも、相対的にコロナ禍を乗り切る力はある。
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